寒さが段々と強くなる十二月三十日。
高校生活最後の年末を迎えていた。
街の中を、時は駆け足で過ぎて行く。
俺は、そんな時に追われるように、部屋の大掃除をしていた。
昨日の夜から始めた大掃除もはかどらず、気が付けば、いつのまにか夕方近くになってしまった。
開け放した窓から見える詩織の部屋の窓は閉まっている。
年末になってあわてて掃除するような俺とはさすがに違うか。
「あれ‥‥?」
部屋の掃除をしている時に、それに気づいた。
ベットのしたに転がっている一つの消しゴムに。
俺はその消しゴムを手に取った。
買った覚えの無い物だった。
「なんだこれ?」
少し使い込まれているが、まだ大きな消しゴムだ。
減った部分が綺麗なのは、丁寧な使われ方をしていたせいだろうか‥‥
「俺のじゃないしな‥‥‥」
確か前に少しだけ掃除した時は、こんな物は無かったはずだ。
十二月になってからここに置かれていたことになる。
それに、先月から誰もこの部屋に入ってない。
親が入っているかもしれないが、こんな所に消しゴムを落とす筈もないし‥‥
あれこれと消しゴムをひっくり返しているときに、俺はふと目を止めた。
「あ、これは‥‥‥」
消しゴム後ろの部分のゴムについた赤い色の汚れには見覚えがあった。
「詩織のじゃないか‥‥」
確か、俺が借りた時に誤って赤ペンの色を付けてしまったのを覚えている。
「ううん、別にいいの」と微笑みながら許してくれた詩織の顔が浮かんだ。
その時の消しゴムが、なんでこんなところに‥‥
詩織は俺の部屋にはもう何年も入ってない。だから、これがここにある筈がない。
そう思うと、俺は気になってしょうがなくなった。
消しゴムを握りしめて、ベットに座り込んだ。
掃除途中の雑然とした部屋を見て、なんとなくため息を一つ。
掃除の事より、消しゴムの事が気になった。
「‥‥‥しょうがない」
俺は部屋の掃除を中断する事にして、とりあえずジャンパーを羽織った。
本当は、掃除から逃げたかったのかもしれない。
インターホンを押すと、すぐに女性の声がした。
しかし、詩織ではなさそうだ。
詩織のおふくろさんだろう。
「はいどなた?」
「あ、…ですけど」
「あら、…君。どうしたの今日は?」
やはり親子、こういうところはドキっとするくらい似ている。
「あら‥‥ごめんなさいね。ちょっと待ってて」
それからすぐに玄関が開いて、おふくろさんが姿を見せた。
声だけでなく、顔も良く似ている。詩織はおふくろさん似なのだろう。
「どうも」
「あら、詩織にご用?」
「はい」
「残念ね‥‥‥今ちょっとお買物に行ってもらってるのよ。年末年始に何かと入り用だし」
「そうですか‥‥」
「残念?」
おふくろさんは、意地悪そうに笑った。
「え? い、いえ‥‥別に」
嘘だった。
「ふふっ‥‥詩織なら、駅前の商店街あたりに居ると思うわ。行ってみたら?」
「そうですか、わかりました。それじゃ行ってみます」
俺は軽く頭を下げて、振り返った。
「なんの用だったの?」
俺の背中にそう聞いてきた。
「あ、いえ、、別にたいした用じゃ‥‥‥」
俺は振り向いてそう言ったあと、再び頭をさげた。
さてと‥‥‥それじゃ商店街へ行ってみるか‥‥
駅前商店街は、さすがに年末だけあって、人でごったがえしていた。
各店からは、威勢の良いかけ声が聞こえている。
このあわただしさを感じると、年末が来たという気がするな‥‥
「やれやれ‥‥‥これじゃどこに居るのかもわからないな」
予想以上の人混みに、俺はうんざりした。
「どこに居るんだ詩織は‥‥‥」
とは言うものの、人混みの中に突入していく気も無くうんざりしているところで、ポンと肩を叩かれた。
「おい、…じゃないか」
「あ、好雄」
振り向くと、好雄が居た。優美ちゃんも一緒だ。
「こんにちは。…さん」
「あ、ああ、優美ちゃんか。今日はどうしたの?」
「お兄ちゃんと買い物に来たんだけど、この人混みだから、優美いやだなぁって思ってたところなんです」
「本当だよなぁ‥‥‥」
兄妹して、同時にため息をついた。
いつも明るいこの兄妹がこんな風になるなんて、よっぽどひどいんだなぁ‥‥
「あ、そうだ‥‥詩織見なかったか?」
俺は好雄達に聞いてみた。
「詩織さん? さっきそこの角の魚屋に居たよね。お兄ちゃん」
「そういえばそうだったっけ‥‥‥お前、藤崎探しているのか」
「ああ、ちょっとな‥‥」
「ちぇっ‥‥いいよな。お前は‥‥」
好雄の肩がさらにガックリと落ちる。
「俺なんかよ‥‥」
心無しか、好雄の顔に縦線が入っているように見えた。
「そ、それじゃ俺はとりあえずこれで‥‥」
手をあげて俺はその場を去った。
「は〜い。それじゃ来年もよろしくお願いしますね」
そう言って優美ちゃんは元気に手を振った。
好雄はまだブツブツなんか言っている。
優美ちゃんもあんな兄貴じゃ苦労するよな。
俺は角の魚屋の前で人混みに流されていた。
右に行こうとすると左に流され、左に行こうとすると右に流される。
流されながらも、魚屋の中をじっくりと見ていたが、詩織の姿はどこにもない。
「よう。どうだい兄ちゃん。良い鮭が入ってるぞ」
威勢の良いかけ声が俺にかかった。
「いらない」
「兄ちゃん兄ちゃん、殺人コアラの餌にユーカリの葉はどうだい。いいのが入ってるぞ」
「いらないってば」
だいたいなんで魚屋にユーカリの葉が置いてあるんだよ。
さすが年末ともなると、おかしなのも出ているんだな。
それより、詩織が魚屋に居ないとなれば、いつまでもこんな所に居る訳にもいかない。
なんとか人混みを抜け出したところで、いきなり背中に衝撃を感じて、前にのめりかかった。
「おっと‥‥」
「あ、ごめん‥‥‥あ! …君」
「あ‥‥朝日奈さん」
振り返った所に居たのは、朝日奈さんだった。
しかし、今日は良く背後から声がかかる日だな‥‥‥
「どうしたの? こんなところで」
「朝日奈さんこそ‥‥」
「わたし? わたしはこれから友達の所に行く予定なの」
そう言って、腕時計をチラリと見たとたん
「あーっ! しまった。約束の時間に遅れるっ」と、大声をあげた。
「それじゃごめんね。急ぐから」
俺は、走りだそうとする朝日奈さんに声をかけた。
「あ、ちょっと! どこかで詩織みかけなかったか?」
「え? 詩織ちゃん? さっき商店街入り口の八百屋で見たけど、私急いでたから」
「そっか。ありがとう」
「それじゃ、またね〜」
元気な声を残して、朝日奈さんは行ってしまった。
いつも元気な子だなぁ‥‥
とりあえず、八百屋に行ってみるか。
八百屋は、魚屋ほど混んでいなかったが、それでも活気は十分にあった。
「さて‥‥詩織は‥‥と」
混んでいないせいで、見渡せばすぐにどんな客が居るのかわかったが
どうやらここにも詩織は居ないようだ。
「なんだ‥‥ここもハズレか‥‥」
そう思っていると
「あなた。どきなさい。邪魔よ」
そう背後から声がかかった。
「え?」
振り向くと、鋭い目つきが俺を睨んでいた。
「あ、紐緒さん」
「あら、…君。何をしているのかしら」
声をかけたのが俺と知ってか、威圧的な声ではなくなっていた。
「俺? 俺は詩織探しているんだけど、紐緒さん知らない?」
「そういえば、さっき本屋に居たわ」
「本屋?」
「わかったらそこをどいて」
「あ、ああ‥‥ごめん」
俺は紐緒さんに場所を譲った。
「ところで、紐緒さん、八百屋になんの用?」
「実験の材料を買いに来たのよ」
「じ‥‥実験」
「どうすれば美味しく食べられるかを研究するためよ」
そう言って、ニヤリと笑った。
「それは料理っていうんじゃ‥‥‥」
「うるさいわね。もう用が無いなら、早く本屋にでも行ったらどうなの?」
「そ、そうだね‥‥それじゃありがとう」
歩く俺の背中に、紐緒さんの野菜を値切る声が聞こえてきた。
さすがに本屋だけはあって、食料品店に比べて圧倒的に空いていた。
「さてと‥‥‥詩織は‥と」
店内を歩き回って探したが、やはり姿はなかった。
「ここも駄目か‥‥一体詩織はどこに居るんだよ‥‥」
店を出て行こうとした時、俺は足で平積みの本を引っかけて、上の一冊を落としてしまった。
落ちた本を拾おうとした時、俺とは別の手がその本に伸びていた。
「あ」
その手の主が、俺を見て小さく声をあげた。
「如月さんじゃないか」
「…さん」
本は俺が先に拾って、置いてあったところへ積み上げた。
「…さん。どうしたんですか?」
「詩織を探しているんだけど、如月さん知らない? さっきまでここに居たって聞いたんだけど」
「ええ、さっきまで居ましたよ。お買物が済んだからもう帰るって言ってましたけど」
なんてこった。俺は散々振り回されてしまった訳か‥‥‥
もっとも、それは俺の勝手だが‥‥
「やれやれ‥‥‥」
「どうなさったんですか?」
「いや、なんでもない‥‥それじゃ」
俺は如月さんに手を振った。
「はい、それでは良いお年を‥‥‥」
店を出て行こうとした時、如月さんが俺を呼んだような気がしたが、雑踏に消えていた。
「そういえば、詩織さんが…さんを探していたようですが‥‥」という言葉を聞けなかったのが残念だった。
すでに、夕闇が迫り、空は夜のグラデーションがかかっていた。
西の空に残る夕日を背に、建物や電柱が真っ黒なシルエットで浮かび上がっている。
やれやれ、俺は一体何をしていたんだか‥‥
空を見上げ、空気をちょっと多めに吸い込んで、はぁーとゆっくり吐いた。
やれやれ、また帰ったら掃除か‥‥
そう思うと、少し憂鬱になってきた。
帰ったら片付いていたらどんなにいいだろうと、夢のような事を考えてしまう。
やがて、街灯が次々と付きはじめていた。
その時、後ろから俺を呼ぶ声が聞こえてきた。
「…」
今日何回目だろう。背後からの呼びかけは。
しかし、今度は俺は振り返らなかった。誰だかわかっていたから。
ようやく巡り会えた事で、一気に疲れが出た。
ため息も一緒に出た。安堵のため息が。
「はぁ‥‥‥」
「ど・う・し・た・のっ・?」
弾む声の主が、俺の前に回り込んだ。
「探したのよ」
そう言って笑った顔が、街灯の弱い明りに照らされた。
白いセーターと桜色のマフラーが映えた。
手には、白い買い物袋を下げている。
「えっ? 俺の事さがしてたの?」
「うん、早乙女君と優美ちゃんに会って、…が私を探しているっていうから」
「俺も、もう今日は駄目かと思ってたよ」
「そうなんだ‥‥でも、会えてよかった」
その言葉に、寒さに冷えかかったいた胸がドキっとした。
いままでうろつき回って、かなり疲れていたが、うれしそうな顔を見たら吹き飛んでしまった。
「それより、スゴイ荷物だね。半分貸して。持ってあげるよ」
「え‥‥‥そんな。悪いから‥‥いいわ」
そうは言っていても、見た目、どうみても重そうだ。
「そんな事気にしないでいいって。ほら」
重そうな袋の取っ手に手を延ばした。
「‥‥‥それじゃ‥お願いしよっかな」
片手に持っていた分を俺が引き受けた。
やっぱり重い。
「ありがとう‥‥」
申しわけなさそうに、でも嬉しそうに、そっとつぶやいた。
「ところで‥‥‥どうして私を探してたの?」
何かを期待するような感情が、少しだけ混じっているような気がした。
一瞬、なぜだろう? と考えてしまった。
「あれ、なんでだっけ‥‥」
「どしたの?」
「ごめん。忘れちゃったよ」
俺は苦笑して、人指し指で頭を掻いた。
「そうなの‥‥」
語尾が消え入るように細くなる訳を俺は聞きたかった。
「ほんと、ごめんね。詩織も俺の事探してくれたっていうのに」
「ううん‥‥いいの」
あたりは、もうすっかり夕闇が降りてきていた。どこの家も明かりが灯り、夜が始まった事を告げていた。
「ねえ‥‥」
「ん? 何?」
「こうやって‥‥買い物袋を下げて一緒に歩くって、なんか照れちゃうね」
夕闇のせいで、詩織の表情が良く見えないのが残念だった。
「そうだなぁ。なんか買い物帰りの若夫婦って感じだね」
俺は冗談っぽく笑った。
真面目に言ったら、あまりの照れくささに走ってしまいそうだ。
「うん‥‥」
「え‥‥‥?」
俺が想像していた反応とは違った。
てっきり冗談でごまかされると思った。
俺がビックリしているのに気づいたのか、
「あ、だ、だから‥‥えっと」と、慌てて何かを言おうとしている。
その時、ふと俺は思い出した。詩織を探していた目的を。
詩織の慌てを中断させるのにもちょうどいい。
「あ、そうそう。今日部屋の掃除してたら、こんなものが出て来たんだけど」
俺はポケットから空いている手で消しゴムを取り出した。
「あっ‥‥」
詩織が軽く驚きの声をあげた。
「これ、詩織のだろ?」
「うん‥‥‥」
「でも、これがなんで俺の部屋にあったんだろう‥‥」
詩織は何も答えなかった。
「詩織、俺のいない時、うちに来たの?」
「う、ううん‥‥」
「不思議だなぁ‥‥」
「あ、あのね‥‥‥」
ちょっと口ごもりながら詩織が言った。
「昨日の夜遅くに、私が…の部屋に投げこんだの。ちょうど窓開いてたから‥‥」
「えっ!」
詩織が投げ込んだとは思っていなかっただけに、かなり驚いた。
そういえば、昨日からの掃除で、窓は開けておいたっけ。
寒かったが、ホコリが舞うよりは良いと思って、俺が風呂入っている時だけ換気の意味で開けておいた時かな。
「だから今日来てくれたのかな‥‥って思ってたんだけど。
待っても来てくれなかったから、フラれちゃったのかな‥‥って」
「なんの事?」
「‥‥‥みつけたのって、消しゴムだけだったの?」
不思議そうに、詩織が聞いてきた。
「ああ、消しゴムだけだったよ」
「そうなんだ‥‥」
「どうして?」
「ううん‥‥なんでもない」
その声は、どこか嬉しそうだった。
「なんだ。気になるじゃないか」
「いいの。結果的にこうなったんだから」
言ってから、小さい笑い声が聞こえてきた。
「ちぇっ‥‥‥ま、いいや。なんだかわからないけど」
「そうそう。気にしちゃだめよ」
それから、お互いに笑い合った。
笑いが静かに消えてから、しばらくの沈黙ののち、
「‥‥‥もう今年も終わりなのね」
ふいに詩織が夕闇が支配する空を見上げてつぶやいた。
「ああ‥‥」
俺も同じく空を見上げた。
空に年末と書かれている訳じゃないが、どこかいつもの空と違う気がする。
「なあ、詩織」
「ん? なあに?」
「今年はどうだった?」
「とっても楽しかったわ」
「そっか、来年もそうだといいな」
「うん‥‥」
そこで会話は途切れた。でも、何も話さないなりの不思議な暖かさはあった。
これは、俺の自分勝手な気持ちだろうか。やはり何か話すべきだろうか‥‥
歩く音と、ビニールの買い物袋のこすれあう小さな音だけが俺の耳に届く。
「あ‥‥」
俺達は、同時にそう言った。
「な、なに?」
「え、…こそ」
そこでお互い顔を見合わせた。
街灯の下で、俺は詩織の表情をみる事ができた。
その表情と俺も今は一緒だろう。
「ははははっ」
「ふふふっ」
気持ちが同じだと知って、俺は嬉しくもあり、おかしくもあった。
「‥‥はい。これ返すよ」
俺は詩織に消しゴムを差し出した。
「うん、ありがとう」
詩織の手に乗せる時、触れた手はお互いに冷えていた。
それでも、ドキっとする。
「あ、あのさ‥‥」
「何?」
「手‥‥‥つめたくなっちゃったね‥‥」
言いたい事を言う事が出来なかった。
2という数字を表現しようとしたとき、そのまま2とは言わずに、3ひく1と言う遠回しな表現で言うように。
「うん‥‥」
「えっと‥‥」
心の最後の砦が壊せない。
もう家までは三分ほどの所に来てしまった。
俺は決心した。
日がすっかり暮れたという事と、家まですぐという事もあった‥‥
「手‥‥つないでも‥いい‥かな?」
なんとか言葉を絞りだせた。
目を合わせまいとしたが、目が合ってしまった。
もう逸らす事が出来ない。
沈黙。
やばい、やっぱりまずかったかな。
確かに一方的だったような気がする。
「‥‥うん、つなごう‥‥」
「えっ‥‥いいの?」
期待していた訳じゃなかった、駄目元だった。
だから思わず聞いてしまった。
「う、うん‥‥荷物も持ってもらっちゃったし‥‥」
お礼として‥‥とは思わなかった。
今なら、なんとなくわかるような気がする。
俺と同じで、照れ隠しの言葉だっていう事が。
手をつなぐとき、俺は全身の油が切れたようなほどぎこちなく感じた。
しかし、詩織の手を握った時に、お互い冷えた手ではあったが、軽く、小さく握り返してくれたのを感じて、一気に緊張が解けた。
たぶん、暖かさを感じる間もなく家についてしまうかもしれないけどそれでも良かった。
とっくに俺の胸はあったかくなっている。
夕闇と空気の冷たさが力を貸してくれたささやかな幸せが一秒でも長く続けば‥‥そう思った。
「今日は‥‥ありがとう」
荷物を受け取った詩織は、門の前でうれしそうに微笑んだ。
「いいよ」
「部屋掃除、頑張ってね」
「ありがとう」
俺は苦笑した。
「それじゃ‥‥」
「ああ、それじゃ‥‥」
詩織の家を後にして、俺は家に急いだ。
詩織は買い物袋を片手で全部持って行った。
俺とつないだ手ではない方だという事は、もちろんそれを見ていない俺が知るはずもなかった‥‥‥
ベットの下の一番奥に、一つの小さい紙が転がっている。
その紙は、細長く丸められて結ばれていた。
何か四角い物に結びつけられていて、それがスッポリ抜けて
しまったのか、四角い輪が出来ている。
夕方、よかったら一緒に買い物にいかない?
うちで待ってます詩織
その紙をみつけ、そう書かれているのを知ったのは、年が明けてからだった。
後書き
いつのまにやら暴走も30作目
よくやるよ。と自分でも思います。(^^;
なんでか知らないですが、10、20の時よりも30という数字の方が
「ここまで来たかぁ」と思うのはなぜなんでしょうか(笑
年末編
途中まで詩織が一切出てこない。
あと、他の女の子も全部出したかったんですが、あまり出すと混乱して爆弾点灯しちゃいそうなので、朝日奈さん如月さん紐緒さん早乙女兄妹だけになりました。
高校最後の年末を、それぞれどう過ごしているのかなんとなく想像してみるのも良いかもしれません。
清川さんは走っているかもしれないですね。
鏡さんは、自宅で大いそがしな事でしょう。あれだけ兄弟がいれば。
片桐さんは、やはり絵を描いているのでしょうか。
古式さんは自宅の大きな庭で年末の空気を味わっているかもしれません。
美樹原さんは犬の散歩でしょうか。
虹野さんは、家の掃除や家事に頑張っている事でしょう。
館林さんは誰かを想いつつ公園を散歩しているかもしれません。
とりあえず、今年ももう残りわずかなんで書いてみました。
年末の慌ただしいながらもどこか寂しいような嬉しいような複雑な雰囲気を表現しきれなかったのがちょっと残念です(^^;
私の技量ではまだこんな物でしょう(T_T)
年末になったら、それとなく街に出て雰囲気を取材しないとイカンかも。
今年は、あと5本ほど書ければ良いところでしょう。
その前に詩織年賀状を描かなければ‥‥
CGで描いてアップとか思ったんですが、CGはCGでこれまた修正している時間がたいへんなので、今回は手書きカラーでそれを数枚印刷して出そうなどと、普段ズボラーな私が思っているようです。
でも、カラーならCGの方が楽だしなぁ‥‥ぅぅ
作品情報
作者名 | じんざ |
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タイトル | あの時の詩 |
サブタイトル | 15:詩織をさがして… |
タグ | ときめきメモリアル, ときめきメモリアル/あの時の詩, 藤崎詩織 |
感想投稿数 | 282 |
感想投稿最終日時 | 2019年04月09日 14時15分07秒 |
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- [★★★★★★] 窓から投げ込む手紙というのがいいですね。
- [★★★★☆☆] 走る公、待つ詩織…
- [★★★★★☆] 良いですね〜(^^) どんどん暴走しちゃって下さい。
- [★★★★★★] 極甘・・・こういうのっていいですね、