筆者 | ハマムラ |
原作 | ときめきメモリアル |
シリーズタイトル | 栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜 |
作品一覧
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01:「詩織、答える」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
公たちが3年生になったばかりの、4月のある木曜日の朝。
母親の怒鳴り声で慌てて飛び起きた公は、熱闘コマーシャルも真っ青のスピードで制服に着替え、マンガで遅刻しそうな生徒がするように、パンをくわえながら家を飛び出した。
ここまでは日常的な光景だ。
だが、今朝はいつもと違っていた……
(初掲載:2000年07月15日)
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02:「詩織、悩む」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
きらめき高校のスピーカー、朝日奈夕子が快調に校内に噂を広めて回っていた。
あの、マドンナ藤崎詩織がラジオのクイズ番組で全問正解して10万円を獲得した、というものだ。
もっとも、口から出任せではない。オオマジだ。
夕子に加えて好雄も「宣伝」を行う。こうしてきらめき高校の生徒の間で次々とクイズ熱が高まっていくのであった……
(初掲載:2000年07月18日)
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03:「詩織、決意する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
詩織の「高校生クイズに出たい」と言う気持ちは日に日に大きくなっていった。
しかし、校則の事がある以上どうしようもない。
詩織は悩んだ末、パソコン通信仲間に相談する事に決めた。
同じようにクイズが好きで、でも、校則の壁で、と言う経験をした人は必ずいるはずだから……
(初掲載:2000年07月21日)
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04:「夕子、行動する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
目覚まし時計がなっている。朝6時30分。
布団の中からニョキッと腕が出てきた。その腕は目覚まし時計をつかみ、なにやらゴソゴソとやっている。
しばらくはあれこれやっていたが、面倒くさくなったのか、いきなり掴んでいた時計を床に投げた。
「じゃ、シオリン、今日はよろしくね」
そう言うと、朝日奈夕子は再び眠りに落ちていった……
(初掲載:2000年07月27日)
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05:「ゆかり、協力する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
職員室にはきらめき高校の教師が勢ぞろいしていた。
いちばん前の席に校長と教頭が座っている。
教頭が立ち上がって室内を見回した。
「まだ、全員揃っていないようですが……時間ですので始めます……」
(初掲載:2000年08月09日)
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06:「理事長、提案する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
職員室では相変わらず教頭が詩織を責めたてていた。
「だいたいですね、クイズなどと言う遊びのために……」
(初掲載:2000年08月09日)
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07:「詩織、特訓する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
詩織たちは職員室を後にし、3年A組の教室に戻ってきた……が、詩織の後ろ姿に元気がない。
「学生クイズ選手権っていうのはね、大学生のクイズ日本一決定戦なのよ。
それに優勝したって言う事は……赤井先生は相当強いわよ」
詩織の目算では、勝率はわずか……
(初掲載:2000年08月18日)
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08:「赤井、悩む」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
詩織達の特訓は順調に進んでいた。
危なっかしいが、一応夕子の方もかたちにはなってきた。芸能部門や雑学系では詩織より正答率が高い。
「OK、じゃこれくらいにしておきましょう」
詩織が問題集を閉じた。明日はいよいよ……
(初掲載:2000年08月18日)
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09:「赤井、助言する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
対決の日がやってきた。
詩織は一日授業に身が入らなかった。隣の席で公が心配そうにしているが、詩織は気付かなかった。
『詩織の奴……よっぽど出たいんだな、高校生クイズ……』伊達に幼なじみをやっているわけではない。公には詩織の入れこんでいる様子がよくわかった。
『俺が、頑張れればいいんだけど……足を引っ張らないようにしなくっちゃ……』
(初掲載:2000年08月23日)
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10:「公、答える」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
ピンポーン!!!!
解答者席の前のランプに灯が点った。赤井の答えに、正解のチャイムが鳴り響く。
赤井がまず1ポイントを先取した……
(初掲載:2000年08月29日)
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11:「詩織、立ち直る」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
どうしよう……
詩織の心の乱れはその表情にもあらわれていた。
公も詩織に声をかけようとしているが、クイズの進行中なので思うようにいかない。
赤井は向かい側の席から、そんな公と詩織の様子を見ていた……
(初掲載:2000年09月03日)
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終:「詩織、答える…そして…」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
「では、最後の問題になるのか。この問題です」
赤井、そして詩織、公、夕子の指がボタンにかかる。
同時に問題が読み上げられる。
それと同時に、赤井の頭の中では問題の先読みが高速回転していた……
(初掲載:2000年09月18日)