筆者 | ハマムラ |
原作 | ときめきメモリアル |
シリーズタイトル | 栄光への道 第2部 関東大会編 |
作品一覧
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01:「集まる参加者」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「はい、じゃこちらの用紙です。必要事項を記入して提出して下さい」
「申し込みは必ず三人一組でお願いします」
「ちょ、ちょっと! ちゃんと順番に並んでよ!」
放課後の社会科教室。
詩織は公、夕子と共に生徒達のクイズ大会申し込みの事前手続きにおわれていた……
(初掲載:2000年09月24日)
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02:「新しき仲間たち」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「ごめん、藤崎さん。
オレ達みたいなバカはバカどうしで出る方が気楽でいいから……
藤崎さんは優勝狙っているんでしょ? だったらもっと頭のいい人と出ないと」
そう言ってその生徒は行ってしまった。
廊下に取り残された詩織はため息をついた……
(初掲載:2000年09月30日)
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03:「それぞれの前夜」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
アッという間に日は過ぎていった。7月に入り、熱きクイズの夏がやってきた。
一学期の定期テストも終わり、夏休みを間近に控えたある日。
そう、関東大会前日……
詩織は部屋でパソコンを操作していた。
(初掲載:2000年10月18日)
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04:「夕子の大失態」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「これ、全部参加者なんですか?」
唖然としてつぶやく未緒たちのいるホームに、列車から高校生の集団がぞくぞくと降り立っていた。
全国高等学校クイズ選手権・関東大会に参加する若者たちだ。それぞれ思いは違えども、目指すはただ一つ。全国大会である。
早くも顔色を悪くしながら、心配そうに未緒は続けた。
「ところで……朝日奈さんと……藤崎さんは間に合うんでしょうか?」
(初掲載:2000年10月21日)
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05:「発表! 第一問」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「青春まっただ中! ファイヤー!!!」
司会のアナウンサーが壇上で叫ぶ。
「うぉーーーーー!!!!!!」
ステージに向かって高校生が叫ぶ。
いよいよ、全国高等学校クイズ選手権・関東大会が始まった……
(初掲載:2000年10月28日)
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06:「YESかNOか?」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
『高校生クイズの参加のみなさまにご案内いたします。
あと十分で球場内への入場を締め切ります。お急ぎ下さい』
スタッフが拡声器を持って球場周辺の高校生に声をかける。
相談をしていた高校生達も次々と会場に入場していく。
一方、駅前では依然として公たち四人が詩織と夕子の到着を首を長くして待っていた……
(初掲載:2000年11月23日)
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07:「快進撃」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「正解は………………実は…………これだぁ!!! 電光掲示板に注目!!!!」
一瞬、時が止まったかのように静まり返った。
三万人の人間が同じ方向をじっと見ている。
その瞬間、電光掲示板に青地に白文字で浮かび上がった文字……
(初掲載:2000年11月23日)
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08:「まさかの敗退」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「ひなちゃんと別々になっちゃった……」
詩織はYESのエリアに夕子達の姿を見てつぶやいた。
「一緒に全国大会へ行こうねって言ってたのに……」
一方の夕子は詩織の気も知らず、YESエリアから詩織達に向かってVサインを送っている。
「ひなちゃんったら……」
(初掲載:2000年12月17日)
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09:「大逆転、敗者復活戦!」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
詩織と公と沙希はがっくりと肩を落とした。
ペーパークイズの結果が発表された。
その時、最後まで詩織のチームは名前を呼ばれなかった。
グラウンド上ではスタッフが名前を呼ばれたチームを各都県毎に整列させている。
(ひなちゃん……私の分も……がんばってね……)
(初掲載:2000年12月23日)
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10:「土俵際、奇跡再び」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「行けるわ」
詩織が言った。
「ほら、バラマキクイズって走って問題を拾うんだけど……最初に並んだ順番は大きく変わることがないの。
よほど頑張って走っても、順番が一個入れ替わるかどうか……」
「でも、早乙女君が正解できなかったら……」
「問題はそこだよな……」
沙希の不安に公も同意した。
(初掲載:2000年12月28日)
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11:「決勝開始」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
詩織達の席へ敗者復活戦を勝ち抜いた夕子達がやってきた。
「いよいよ、ここまで来たわね」
隣に座った夕子に詩織が話しかけた。
「行こうね、一緒に……」
詩織はグラウンドを見つめながら言った。
「もちろん……」
夕子もそう言い返した。
(初掲載:2001年02月12日)
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12:「運命の一瞬!」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
決勝は進んでいった。
詩織チームは沙希の正解をきっかけに流れを完全に掴んでいた。
詩織たちの目の前のランプがつく。
ピンポンピンポン
詩織の解答と共に正解のチャイムが鳴り響いた……
(初掲載:2001年02月24日)
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終:「全国大会へ!」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
「シオリン! よかったねぇ! 全国大会頑張ってね!」
帰りの電車の中で夕子がはしゃいでいた。
車外はすっかり暗くなっている。
夕子達は本来もっと早く帰れるはずだったのだが、全国大会の説明を聞くため、控え室に行っていた詩織達を夕子達が待っていたのだった……
(初掲載:2001年04月02日)