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作品一覧

  • 01:「詩織、答える」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    公たちが3年生になったばかりの、4月のある木曜日の朝。
    母親の怒鳴り声で慌てて飛び起きた公は、熱闘コマーシャルも真っ青のスピードで制服に着替え、マンガで遅刻しそうな生徒がするように、パンをくわえながら家を飛び出した。
    ここまでは日常的な光景だ。
    だが、今朝はいつもと違っていた……
    (初掲載:2000年07月15日)
  • 02:「詩織、悩む」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    きらめき高校のスピーカー、朝日奈夕子が快調に校内に噂を広めて回っていた。
    あの、マドンナ藤崎詩織がラジオのクイズ番組で全問正解して10万円を獲得した、というものだ。
    もっとも、口から出任せではない。オオマジだ。
    夕子に加えて好雄も「宣伝」を行う。こうしてきらめき高校の生徒の間で次々とクイズ熱が高まっていくのであった……
    (初掲載:2000年07月18日)
  • 03:「詩織、決意する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    詩織の「高校生クイズに出たい」と言う気持ちは日に日に大きくなっていった。
    しかし、校則の事がある以上どうしようもない。
    詩織は悩んだ末、パソコン通信仲間に相談する事に決めた。
    同じようにクイズが好きで、でも、校則の壁で、と言う経験をした人は必ずいるはずだから……
    (初掲載:2000年07月21日)
  • 04:「夕子、行動する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    目覚まし時計がなっている。朝6時30分。
    布団の中からニョキッと腕が出てきた。その腕は目覚まし時計をつかみ、なにやらゴソゴソとやっている。
    しばらくはあれこれやっていたが、面倒くさくなったのか、いきなり掴んでいた時計を床に投げた。
    「じゃ、シオリン、今日はよろしくね」
    そう言うと、朝日奈夕子は再び眠りに落ちていった……
    (初掲載:2000年07月27日)
  • 05:「ゆかり、協力する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    職員室にはきらめき高校の教師が勢ぞろいしていた。
    いちばん前の席に校長と教頭が座っている。
    教頭が立ち上がって室内を見回した。
    「まだ、全員揃っていないようですが……時間ですので始めます……」
    (初掲載:2000年08月09日)
  • 06:「理事長、提案する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    職員室では相変わらず教頭が詩織を責めたてていた。
    「だいたいですね、クイズなどと言う遊びのために……」
    (初掲載:2000年08月09日)
  • 07:「詩織、特訓する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    詩織たちは職員室を後にし、3年A組の教室に戻ってきた……が、詩織の後ろ姿に元気がない。
    「学生クイズ選手権っていうのはね、大学生のクイズ日本一決定戦なのよ。
     それに優勝したって言う事は……赤井先生は相当強いわよ」
    詩織の目算では、勝率はわずか……
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 08:「赤井、悩む」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    詩織達の特訓は順調に進んでいた。
    危なっかしいが、一応夕子の方もかたちにはなってきた。芸能部門や雑学系では詩織より正答率が高い。
    「OK、じゃこれくらいにしておきましょう」
    詩織が問題集を閉じた。明日はいよいよ……
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 09:「赤井、助言する」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    対決の日がやってきた。
    詩織は一日授業に身が入らなかった。隣の席で公が心配そうにしているが、詩織は気付かなかった。
    『詩織の奴……よっぽど出たいんだな、高校生クイズ……』伊達に幼なじみをやっているわけではない。公には詩織の入れこんでいる様子がよくわかった。
    『俺が、頑張れればいいんだけど……足を引っ張らないようにしなくっちゃ……』
    (初掲載:2000年08月23日)
  • 10:「公、答える」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    ピンポーン!!!!
    解答者席の前のランプに灯が点った。赤井の答えに、正解のチャイムが鳴り響く。
    赤井がまず1ポイントを先取した……
    (初掲載:2000年08月29日)
  • 11:「詩織、立ち直る」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    どうしよう……
    詩織の心の乱れはその表情にもあらわれていた。
    公も詩織に声をかけようとしているが、クイズの進行中なので思うようにいかない。
    赤井は向かい側の席から、そんな公と詩織の様子を見ていた……
    (初掲載:2000年09月03日)
  • 終:「詩織、答える…そして…」 [栄光への道 〜きらめき高校日本一への挑戦〜][2005年10月18日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子, 早乙女好雄
    「では、最後の問題になるのか。この問題です」
    赤井、そして詩織、公、夕子の指がボタンにかかる。
    同時に問題が読み上げられる。
    それと同時に、赤井の頭の中では問題の先読みが高速回転していた……
    (初掲載:2000年09月18日)
  • 01:「集まる参加者」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「はい、じゃこちらの用紙です。必要事項を記入して提出して下さい」
    「申し込みは必ず三人一組でお願いします」
    「ちょ、ちょっと! ちゃんと順番に並んでよ!」
    放課後の社会科教室。
    詩織は公、夕子と共に生徒達のクイズ大会申し込みの事前手続きにおわれていた……
    (初掲載:2000年09月24日)
  • 02:「新しき仲間たち」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「ごめん、藤崎さん。
    オレ達みたいなバカはバカどうしで出る方が気楽でいいから……
    藤崎さんは優勝狙っているんでしょ? だったらもっと頭のいい人と出ないと」
    そう言ってその生徒は行ってしまった。
    廊下に取り残された詩織はため息をついた……
    (初掲載:2000年09月30日)
  • 03:「それぞれの前夜」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    アッという間に日は過ぎていった。7月に入り、熱きクイズの夏がやってきた。
    一学期の定期テストも終わり、夏休みを間近に控えたある日。
    そう、関東大会前日……
    詩織は部屋でパソコンを操作していた。
    (初掲載:2000年10月18日)
  • 04:「夕子の大失態」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「これ、全部参加者なんですか?」
    唖然としてつぶやく未緒たちのいるホームに、列車から高校生の集団がぞくぞくと降り立っていた。
    全国高等学校クイズ選手権・関東大会に参加する若者たちだ。それぞれ思いは違えども、目指すはただ一つ。全国大会である。
    早くも顔色を悪くしながら、心配そうに未緒は続けた。
    「ところで……朝日奈さんと……藤崎さんは間に合うんでしょうか?」
    (初掲載:2000年10月21日)
  • 05:「発表! 第一問」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「青春まっただ中! ファイヤー!!!」
    司会のアナウンサーが壇上で叫ぶ。
    「うぉーーーーー!!!!!!」
    ステージに向かって高校生が叫ぶ。
    いよいよ、全国高等学校クイズ選手権・関東大会が始まった……
    (初掲載:2000年10月28日)
  • 06:「YESかNOか?」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    『高校生クイズの参加のみなさまにご案内いたします。
     あと十分で球場内への入場を締め切ります。お急ぎ下さい』

    スタッフが拡声器を持って球場周辺の高校生に声をかける。
    相談をしていた高校生達も次々と会場に入場していく。
    一方、駅前では依然として公たち四人が詩織と夕子の到着を首を長くして待っていた……
    (初掲載:2000年11月23日)
  • 07:「快進撃」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「正解は………………実は…………これだぁ!!! 電光掲示板に注目!!!!」
    一瞬、時が止まったかのように静まり返った。
    三万人の人間が同じ方向をじっと見ている。
    その瞬間、電光掲示板に青地に白文字で浮かび上がった文字……
    (初掲載:2000年11月23日)
  • 08:「まさかの敗退」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「ひなちゃんと別々になっちゃった……」
    詩織はYESのエリアに夕子達の姿を見てつぶやいた。
    「一緒に全国大会へ行こうねって言ってたのに……」
    一方の夕子は詩織の気も知らず、YESエリアから詩織達に向かってVサインを送っている。
    「ひなちゃんったら……」
    (初掲載:2000年12月17日)
  • 09:「大逆転、敗者復活戦!」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    詩織と公と沙希はがっくりと肩を落とした。
    ペーパークイズの結果が発表された。
    その時、最後まで詩織のチームは名前を呼ばれなかった。
    グラウンド上ではスタッフが名前を呼ばれたチームを各都県毎に整列させている。
    (ひなちゃん……私の分も……がんばってね……)
    (初掲載:2000年12月23日)
  • 10:「土俵際、奇跡再び」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「行けるわ」
    詩織が言った。
    「ほら、バラマキクイズって走って問題を拾うんだけど……最初に並んだ順番は大きく変わることがないの。
     よほど頑張って走っても、順番が一個入れ替わるかどうか……」
    「でも、早乙女君が正解できなかったら……」
    「問題はそこだよな……」
    沙希の不安に公も同意した。
    (初掲載:2000年12月28日)
  • 11:「決勝開始」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    詩織達の席へ敗者復活戦を勝ち抜いた夕子達がやってきた。
    「いよいよ、ここまで来たわね」
    隣に座った夕子に詩織が話しかけた。
    「行こうね、一緒に……」
    詩織はグラウンドを見つめながら言った。
    「もちろん……」
    夕子もそう言い返した。
    (初掲載:2001年02月12日)
  • 12:「運命の一瞬!」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    決勝は進んでいった。
    詩織チームは沙希の正解をきっかけに流れを完全に掴んでいた。
    詩織たちの目の前のランプがつく。
    ピンポンピンポン
    詩織の解答と共に正解のチャイムが鳴り響いた……
    (初掲載:2001年02月24日)
  • 終:「全国大会へ!」 [栄光への道 第2部 関東大会編][2005年10月26日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 朝日奈夕子
    「シオリン! よかったねぇ! 全国大会頑張ってね!」
    帰りの電車の中で夕子がはしゃいでいた。
    車外はすっかり暗くなっている。
    夕子達は本来もっと早く帰れるはずだったのだが、全国大会の説明を聞くため、控え室に行っていた詩織達を夕子達が待っていたのだった……
    (初掲載:2001年04月02日)
  • 01:「新たな出会い」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月28日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子
    全国大会までの日はアッという間に過ぎていった。
    大会前日の午後、参加者達はテレビ局の近くのホテルに集合することになっていた。
    きらめき高校から参加する二組六人は荷物を持ってホテルの前についた。
    「ふぅ……ここか……」
    (初掲載:2001年05月07日)
  • 02:「一次予選開始」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月28日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子
    「あの、この辺りでいいんですか?」
    高校生たちが並んでいる列の前の方へ行くと詩織が脇にいるスタッフに尋ねた。
    「えっと……あなたたちは何番?」
    スタッフが詩織に聞き返してくる。
    「1番なんですけど……」
    (初掲載:2001年05月07日)
  • 03:「恋する年頃」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月28日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子
    「強力なライバルを思いやってる暇はないの…… 自分たちのことで精一杯なの!」
    詩織はプィッと横を向くとさっさとホールに入っていった。
    (何よ……公くん……
     予選の時からずっと『朝日奈さん大丈夫かな?』ばかりで……
     ひなちゃんが良いなら……ひなちゃんと……)
    (初掲載:2001年06月30日)
  • 04:「一回戦終了」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月28日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子
    ゲートクイズは進んでいった。
    最初は正解チームが続出したが、中盤以降になると間違えて後ろに回るチームもチラホラと出てきた。
    しかし、朝日奈チームに解答権が回ってくるためには、あと二チーム間違えないといけないのだ……
    (初掲載:2001年06月30日)
  • 05:「秘めた想い」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月28日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子
    その時、入り口から最後のチームが入ってきた。
    「あ!」
    そのチームを見た詩織が声を上げた。
    「間宮君たちだ」
    沙希が声を出した。
    間宮たちは最後の一枚の籤を引くと詩織たちのテーブルにやってきた……
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 06:「難問、二回戦」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月28日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子
    「ただ今より、2回戦を開始いたします!」
    司会者が叫んだ。
    たちまち各テーブルに座る高校生たちの目の前に早押しボタンが並べられていった……
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 07:「勝負!」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月28日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子
    「気にしないで、如月さん」
    詩織が未緒に声をかけた。
    「大丈夫だよん。まだいけるって」
    夕子も未緒を勇気づける。
    「でも……私のせいで……もし失格になったら……」
    未緒は顔面蒼白になっていた……
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 08:「束の間の休息」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「通過チームは、こちらに集合して下さい」
    スタッフが通過チームを隣の小部屋に誘導していく。詩織たちもついていった。
    「取り合えず、今日のクイズはここまでです。今夜は全員このホテルに宿泊してもらいます。
     鍵を渡しますので取りにきて下さい」
    スタッフはそう言って各チームに鍵を配って行った。
  • 09:「知力、体力、時の運」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「おはようございます」
    翌朝、荷物を持ってロビーに集合した詩織たちを司会者が出迎えた。
    「夕べはよく眠れたでしょうか?
     それでは、高校生クイズ全国大会、二日目。第三回戦をこれから開始いたします」
  • 10:「それぞれの戦い(1)」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    パチンコ店の前に、各チームの運代表十二人が並んだ。
    全員に1から3の数字が書かれた札、表が○で裏が×の札、そしてワイヤレスの早押しボタンが渡された。
    「では、最初の問題です。早押しです」
    司会者が、前から最初にパチンコ玉を手にするための問題を読み上げた。
  • 11:「それぞれの戦い(2)」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    競技開始の合図から2時間が経過していた。
    楽しくパチンコをする運チーム、ひたすら図書館で資料を調べる知力チーム。
    そして、もう一つの体力チームは……
  • 12:「それぞれの戦い(3)」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「きらめき高校……主人君、マイナス0.45kg」
    公が体重計に乗ると、素早くスタッフが数字を読み上げた。
    「あと……50gか……もうちょいだ」
    公は体を動かしながら体重計を降りた。
    「流石だな、公」
    後ろで計測待ちをしていた好雄が肩を叩いた。
  • 13:「それぞれの戦い(4)」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「間宮……お前……」
    公は足を引きずりながら走る間宮に後ろから声をかけた。
    「……主人か……」
    間宮は一瞬振り返ったが、すぐに前を向き直ると、再び走り始めた。
    公はその一瞬で間宮の怪我の状況がわかった。
    (重傷だ……)
  • 14:「想い伝えて……」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「ヨッシー! 大丈夫? ヨッシー!!」
    夕子が好雄に駆け寄った。
    全身汗にまみれ、ゼイゼイ言っている。
    床に倒れ込んだ好雄を夕子は抱き起こした。
  • 15:「優勝候補」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「おはようございます」
    翌朝、詩織たちはホテルを出るとバスに乗せられた。
    バスは一路西へと進路を取った。
    そのバスの中で司会者が5チーム十五人の高校生に朝の挨拶をした。
    「おはようございます」
    詩織たちも司会者に朝の挨拶をした。
  • 16:「絶体絶命」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「ひなちゃん、凄い……」
    詩織は準決勝をトップで通過した夕子たちを見ていた。
    「一足先に決勝進出決めちゃったね」
    沙希がポツリと言った。
    「俺達も……追い付かないと……」
  • 17:「頂上への最終関門」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「勝ち残るのはどちらか……問題です」
    司会者が問題文を読み上げ始めた。
    (……これを獲らないと……)
    沙希はボタンに掛ける指に力を込めた。
    (東大寺学園より先に押さないと……)
    公も体を前に乗り出すように司会者の読み上げる問題に集中した。
    (……勝負……)
  • 18:「頂上へ向かって」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「あと……75点か……」
    「知っている問題で答が大きいのが出るといいね。そしたら、一気に百点だもんね」
    「そうだ。朝日奈さんの方もポイント取ったし、一気に決勝まで行こう」
    「うん、でも油断はしないでね」
    詩織が二人を引き締めた。
  • 19:「さよなら……」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「残る席はあと2つ。
     ……館林女子、82点。高知学芸、76点。朝日奈チーム、70点」
    司会者が再度整理をする。
    「では問題。世界の国旗で、一番多くの星が描かれているのはアメリカの五十。
     では二番目に多く描かれているブラジルの国旗に星はいくつ?」
    全チームが答えを考え始めた。
  • 20:「決勝前夜」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「ん……」
    詩織は肌寒さを感じて目覚めた。
    (今……何時?)
    周りで眠っている人たちを起こさないように、詩織は寝袋の中から腕を出し、時計を見た。
    (2時……か)
    詩織たちが眠りに入ってから6時間が経っていた。
    (あと……もう少しね……)
  • 21:「決勝開始」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「各校の応援団も盛り上がってきました。
     全国高等学校クイズ選手権・決勝。単純早押し、10ポイント先取。
     間違い、お手つきはマイナス1ポイント」
    司会者がルールを説明していく。
    「では、始めます。ボタンに手を掛けて下さい」
  • 22:「栄光への道」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    (よし、流れが来ている……行けるぞ……)
    モニターを見ながら赤井は考えていた。
    (日本一だぞ……藤崎……)
  • 終:「エピローグ」 [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    「写真できたんだって?」
    放課後、3年A組の教室に沙希と夕子と好雄と未緒がやってきた。
    机を向かい合わせにして写真を分けていた詩織と公が顔を上げた。
    「遅かったじゃない……」
  • カーテンコール [栄光への道 第3部 全国大会編][2005年10月29日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 早乙女好雄, 朝日奈夕子, ほか多数
    (来てしまったか……)
    間宮は目の前に広がる摩天楼に圧倒されていた。
    (しかも……彼女たちと一緒に……)
    間宮は控え室の方を見た。
    (この日のために……俺はこの仕事を選んだのかもしれないな……
     彼女たちの勇姿を映像として残すために……)
  • 第1話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    短い助走を取って少女がサッカーボールを蹴った。
    ヒューン
    ゴールに向かっていくボールは……
    パシッ
    男の手にすっぽりと収まった。
    (初掲載:2000年12月17日)
  • 第2話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    サッカー部と同様の弱小な空手部に道場なんて物はない。
    普段の練習も部室裏の芝生の上だ。
    今、そこで沙希と純平が向かい合っていた。
    沙希が純平に挑みかかる。しかし、あっさりと純平はこれをかわす。
    (……マジで勝てると思ってんのか?)
    (初掲載:2000年12月23日)
  • 第3話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    次の日の朝、純平は朝の眠りを堪能していた。
    「ふにゃ……みゅ……」
    ドシン
    「フギャ!」
    誰かが純平の上に飛び乗った。
    (初掲載:2000年12月28日)
  • 第4話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    試合に出るという事で、学校側もようやく臨時予算を認めてくれた。
    沙希は全員のユニフォームを注文し、ギリギリだが間に合った。
    今日はそれを受け取りに行っていたのだ。
    「でも、十一人分となると重いね」
    沙希は大きな紙袋三つを両手でぶら下げてバスに揺られていた。
    (初掲載:2001年02月12日)
  • 第5話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    “選手権地区予選 きらめき高校−栄京学園”
    看板が立っているグラウンドにきらめきイレブンと沙希は到着した。
    「予選なんだな……」
    部員が思わず看板を見て声を上げる。
    (初掲載:2001年02月24日)
  • 第6話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    サッカー部の練習には日に日にギャラリーが増えていった。
    「はは、なんか一躍人気者だな……」
    部員達は浮かれている。
    「バーカ! 人気者になったのは俺達じゃないよ」
    純平は冷めた目で事態を見ていた……
    (初掲載:2001年04月02日)
  • 第7話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    準決勝は後半ロスタイムに入っていた。両校無得点。帝都が一気に攻め込む。
    「今度こそ、決めてやる!」
    しかし、厳しいコースにも関わらず公はキャッチした。
    が、敵もデータを調べてある。きらめきの得点源は純平である。あっという間に囲まれてしまう……
    (初掲載:2001年05月07日)
  • 第8話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    決勝の日が来た。
    双方の選手はグラウンドで最後のウォームアップを行っていた。
    「本当にここまできたんだな……」
    公と純平が満員のスタンドを見て言った。
    「あぁ、決勝だ」
    新田がそんな二人に声をかけた……
    (初掲載:2001年05月07日)
  • 第9話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    「公は……俺達はもう、一点もやりませんよ」
    純平は新田に言った。
    「そいつはどうかな?」
    純平と新田のボールの奪い合いは次第に激しさをましていく……
    (初掲載:2001年06月30日)
  • 最終話 [ヒーロー!][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希, 主人公, 神島純平, ほか
    『さぁ、キックオフ。残り五分、きらめき高校、どう攻めるのか?』
    「ここから先には……行かせないぜ」
    「行きますよ」
    『あっと、神島君、ここでパス。さすがに新田君は抜けないか……
     しかし……お世辞にもうまいとは言えないきらめき高校フォワード陣、安易と言えば安易なパス。
     これでは……あぁぁぁぁ!』
    (初掲載:2001年06月30日)
  • トキメキマン [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    宇宙怪獣から地球を、きらめき市を守るため、今日もきらめき警備隊はパトロールを続けていた。
    公は、退屈なパトロールを終えると、基地へ帰ろうとするのだが、その時……
    (初掲載:2000年07月15日)
  • 私の金メダル [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    外は雨が降っていた。しかし…建物の中で人は濡れていた。
    きらめき市立総合体育館。その中の室内プールで今年の全日本水泳選手権大会が開かれていた。地元きらめき高校の清川望はインターハイで日本記録を上回るタイムで優勝し、今大会でも優勝候補の筆頭であったが、もう一人、きらめき高校からインターハイ優勝の実績で参加した主人公は、上位進出を期待されていたものの、その平凡な持ちタイムから優勝には届かないというのが戦前の下馬評だった……
    (初掲載:2000年07月15日)
  • 二人の夜(虹野沙希編) [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「公君……」
    廊下でいきなり声をかけられオレは振り返った。後ろからオレに声をかけたのは運動部のアイドル・虹野沙希ちゃんだ。オレの所属するサッカー部のマネージャーでもある。
    「あのね、今度の日曜日空いてるかな?」
    「空いてるけど……?」
    思い起こせば……これがあの夜の出来事の始まりだった。
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 主畑公三郎 [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「え〜……、人の名前をアルファベットで表す。これをイニシャルと言います。
     例えば、藤崎詩織であれば『S.F』。ん〜……虹野沙希であれば『S.N』。
    単純にして分かりやすい表現方法です。
    しかし、時としてこのイニシャルが全く同じ人間と出会うケースがあります。
    例えば……主畑公三郎と主人公……。
    主畑公三郎です」
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 一日遅れの… [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「あ〜あ、つまんないな……」
    沙希は自分の部屋のベッドで手持ち無沙汰に転がっていた。
    「折角のお誕生日なのに……」
    今日は1月13日。沙希の18回目の誕生日である。しかし……沙希は公からプレゼントをもらう事は出来なかった。
    それは……
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 8時4分、前から2両目、一番前のドア [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「いってきま〜す」
    見晴は勢いよく家を飛び出した。
    まだ7時になったばかり。
    家から駅まで15分、電車に20分揺られて、さらにきらめき高校まで徒歩10分。
    7時30分に家を出ても余裕なのに、入学以来、見晴はずっと7時に家を出ていた。
    その理由は……
    (初掲載:2000年08月29日)
  • 初めてのお料理 [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「虹野さんってお料理の天才だね」
    きらめき中央公園の芝生で公と沙希がお弁当を食べていた。
    沙希のお弁当は見るからにうまそうだ。
    「沙希ちゃんってどうしてそんなにお料理がうまいの?」
    何気なしに公が聞くと、沙希は……
    (初掲載:2000年08月29日)
  • 保健室の彼女 [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「ようし、公! パスだパス!」
    公のクラスは体育の授業でサッカーをやっていた。
    グラウンドの隅、女子の走り幅跳びで詩織が助走路を走りだした。その華麗なフォームに公は思わず目を奪われ……
    「あ、あぶねぇ!!!!!」
    後頭部に凄い衝撃を受けた公はそのまま気を失ってしまった……
    (初掲載:2000年09月03日)
  • 約束の栞 [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「ない……」
    未緒は部屋の中を探し回っていた。
    未緒の部屋は泥棒が入ったのかと思われるほど乱雑に散らかっていた。
    机の引き出しは引き出され、本棚の本は全部棚から引き出されている。
    「どうしたらいいのでしょう……」
    未緒は3年前を思い出していた……
    (初掲載:2000年09月03日)
  • 見晴、デートします! [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    (遅いなぁ…………もう時間過ぎてるのに……)
    中学の卒業式も終わって、最初の日曜、見晴は別々の高校に進む友人達と買い物にいく事になっていた。
    で、この駅前で待ち合わせしていたのだが……、
    「もう……いつまで待たせるのかしら、とっくに時間は過ぎているのに……」
    そのとき……
    (初掲載:2000年09月24日)
  • 帰ってきた主畑公三郎 [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    犯行の際に使われるトリック、いろんな物があります。
    アリバイトリックなどはその代表的な物です。
    時代の流れと共にいろんなトリックが考案されてきました。
    列車を使う……車を使う……飛行機、ヘリコプター……さらに最近では携帯電話に電話転送機……
    科学技術の進歩は意外なトリックを生み出します。
    主畑公三郎です
    (初掲載:2000年09月24日)
  • 好雄、しっかりしなさい! [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「えぇ!? 風邪ひいただとぉ!?」
    電話に向かって好雄が叫んでいた。
    「あぁ……悪い……どうも行けそうにないよ……ゴホゴホ……行きたかったけどな……かがやき高原」
    電話の向こうでは公が苦しそうに咳き込んでいた。
    「ま、俺さまは公と違って丈夫だからな……公の分も楽しんできてやるよ。土産楽しみにしてな」
    そう言って好雄は電話を切った……
    (初掲載:2000年10月21日)
  • 伝説… [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    終業のベルが鳴った。
    優美は机の中の教科書を鞄にしまうと教室を出た。
    友人の今日子が声をかけたも、優美の耳には届いていない。大きなため息をつくと優美は校舎を出ていった。
     伝説の樹か……
       先輩……元気かな……元気だよね……
    (初掲載:2000年10月21日)
  • 彼女の父 [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「お誕生会?」
    「はい。私の家で……お誕生会を開こうと思うのですが……ご迷惑でないのなら……ご一緒にお祝いしていただけないでしょうか?」
    「古式さんの家?」
    公は思わず聞き返した。ゆかりと出会って、もう2年になるが未だゆかりの家に行ったことがない。
    何でも凄いお屋敷だという噂は聞いているが……
    (初掲載:2000年10月28日)
  • 主田一少年の事件簿 [ときめきメモリアル短編集][2005年10月12日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    あ、ごめんなさい、読者の皆さん。いきなりのお話で驚いたかな?
    はじめまして。名前は藤崎詩織です。
    ただいま、私立きらめき高校の2年生。
    そして、先生が来たというのに教室に現れない彼。
    “彼”が噂の…………なんです。
    (初掲載:2000年11月23日)
  • 第1話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    詩織と公は一緒に家に帰る途中だった。
    近所の公園で昔懐かしい話をしていたので詩織はその話に夢中になっていた。
    が、公は詩織が問いかけても、考え事をしていて、うわのそらで返事をしてしまう。
    思わずふくれる詩織。
    そのとき、公が気にしていたのは学校で広まっているうわさだった……
    (初掲載:2000年08月23日)
  • 第2話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    二人は慌てた。どう見ても目の前にいるのは自分自身だ。
    「もしかして……石段から落ちたショックで……体が入れ替わっちゃったのかしら?」
    「そんな、馬鹿な……小説じゃあるまいし……」
    二人は黙り込んでしまった。
    「どうする?」
    「どうしよう?」
    (初掲載:2000年08月29日)
  • 第3話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    「詩織……お風呂が沸いたから入るんなら先に入っちゃいなさい」
    詩織の母親に言われて、詩織の姿になっていた公は部屋で慌てていた。
    風呂に入っていいんだろうか?
    ……全部見えちゃうぞ……?
    公は詩織の姿で部屋の中をゴロゴロ転げ回っていた。
    (初掲載:2000年09月03日)
  • 第4話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    朝。
    詩織は悩んでいた。
    朝起きると……体の様子が変なのだ。もしかしたら病気になったのだろうか?
    (初掲載:2000年09月18日)
  • 第5話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    昼休み、詩織になった公は詩織の母親が作ってくれた弁当をバスケ部の友達の鞠川奈津江や十一夜恵と食べていた。
    「あ、詩織……幼なじみの彼、向こうにいるわよ」
    奈津江に言われて反対側の芝生を見ると、公になった詩織が虹野沙希とお弁当を広げていた……
    (初掲載:2000年09月18日)
  • 第6話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    放課後、二人は揃って科学部の部室へと向かった。「何の用なの?」
    「ちょっと……ここでは……他の人に邪魔されないところで……」
    詩織の姿の公に言われて結奈は実験室のドアを開けた。
    「入りなさい」
    そう言われて公と詩織は実験室に入っていった……
    (初掲載:2000年09月24日)
  • 第7話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    土曜日の夜になった。
    公になっている詩織は、好雄と一緒に芹澤勝馬の家に行った。
    すでに戎谷も来ていて早速、宴会が始まった。
    「おっと、公も飲めよ」
    「あ、ああ」
    好雄に勧められて公になっている詩織もコップの酒を空けた……
    (初掲載:2000年09月30日)
  • 第8話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    ピンクのカーテンの向こうには、自分になってしまった公が机に向かっているようだ。
    「公君……こんなに遅くまでがんばってるんだ……」
    時計を見るともう2時を過ぎている。明日から2学期の期末テストとはいえ、以前の公がこんなに遅くまで勉強することはなかった。
    「どうしちゃったのかしら……」
    (初掲載:2000年10月18日)
  • 最終話 [転校生][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人公, 他
    学校に到着すると二人はまっすぐ掲示板の所まで向かった。
    そこには試験の結果が張り出されている。
    早くも沢山の生徒がワイワイ言いながら集まってきていた。
    その後ろの方から、緊張しながら二人は掲示板をのぞき込んだ……
    (初掲載:2000年10月21日)
  • 第1章 [誓いのホームラン][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙紀, 主人公, 他
    甲子園をかけた地区大会の決勝は大詰めを迎えていた。
    ここで、ヒットが出れば一気にサヨナラ、そして甲子園だ。
    2年生の主人公もベンチで15番の背番号をつけ、バッター赤井の打席を見守っていた。
    しかし、そのバッターボックスで赤井が手首を押さえて倒れた。ピッチャーの投球がそれ、赤井の手首を直撃するデッドボールになったのだ……
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 第2章 [誓いのホームラン][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙紀, 主人公, 他
    あの甲子園大会から1年3カ月の月日が流れた。
    パンチョ伊東の声が会場に響きわたった。
    ここは199X年プロ野球新人選手選択会議、世間一般では「ドラフト会議」と呼ばれている会議の会場だ。
    今年の目玉はなんと言ってもきらめき高校の主人公だった。一体何球団が指名してくるのかが話題の中心となっていた……
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 第3章 [誓いのホームラン][2005年11月15日]
    筆者:ハマムラ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙紀, 主人公, 他
    翌日の各紙の見出しは公一色だった。
    入団を拒否する公の発言が予想以上に反響を広げた。
    苦悩する公の真意を知らない沙希は、公は「本当に関東の球団が好きだから拒否しているのだ」と思っていた。だからこそ明るく励ますのだが、その笑顔がなおさら、コウには辛かった。
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 01:伝説に向かって [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    詩織は、ふと思う。
    あの樹の事を。
    あの時の事を。
    今、二人はあの時から伝説にむかって歩いている……
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 02:卒業の朝に… [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    春の匂いが風に乗っていた。
    桜咲く3月。
    高校生活最後の朝。
    机の上には、フォトスタンド。
    入っている写真は‥‥‥
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 03:二人の写真 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    校門を出る時に、二人できらめき高校の校舎を眺めていた。いずれ、切なさを覚え胸を痛めるであろう過去に変わる場所を。
    そんな場所と時間には、もう二度と戻れないのを、俺は実感していた。
    手に持っている卒業証書が、学校との決別を促しているような気がして少し憎らしくさえ思えた。
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 04:眠れぬときは、羊を数えて [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    目をつぶると、ある風景が浮かんでくる。
    そこには詩織が居た。
    その場所で、初めて俺達はお互いの気持ちを確かめあった。
    思い出す度に目を開けてしまう。
    それこそが、なかなか寝付けない理由でもあった……
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 05:一緒に行こう [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    高校生活もあと残り2ヶ月という、冬休み。
    受験対策に追われているのが常だろうけど、高校三年間努力した甲斐あって、それほどあわてる必要はなかった。先生からの太鼓判ももらった。
    でも、安心している訳じゃない。俺の心配はもっとよそにあるのだから。
    (初掲載:2000年07月10日)
  • 06:二人の不安 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    大学生活になじんでから、もう半年が経った。
    しかし、今でも高校時代が昨日の事のように思える。
    朝起きたら、高校の通学路を思い出してしまう事もしばしばあった。
    心の中の風景の色は褪せていないのに、なぜか褪せて見えていた……
    (初掲載:2000年07月15日)
  • 07:冬の海と誕生日 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    吐く息が白く変わり、空へと帰っていく12月。
    布団の中で、温もりを感じつつぼうっといろいろ事を考えていた。休日の朝、がらにもなく早くに眼が覚めてしまったおかげでたくさんの事を考えることができた。学校の事、勉強の事、遊びの事、趣味の事、体調の事、そして詩織の事‥‥
    (初掲載:2000年07月15日)
  • 08:夏の海と、二つの誕生日プレゼント [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    終業の鐘が鳴り響いたとたん、教室には緊張の糸が切れ、安堵のざわめきが戻ってきていた。
    窓の外は、まだ夏の太陽が西に傾いたとはいえ、強い陽射しが照りつけていた。
    伝説の樹も、青々とした葉をつけている。
    その美しさだけでも、十分に伝説になるような気がした……
    (初掲載:2000年07月15日)
  • 09:昨日と違う夢、昨日と違う何か [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    朝になった。
    部屋に充満するゆるやかな陽の光で目をさました俺は、天井をみつめていた。
    カーテンにあたる光の強さでわかる。今日はものすごく良い天気だ。
    今日は学校へ行く必要はなかった。
    高校には二度と通う必要はなかった。
    俺は昨日、きらめき高校を卒業したんだ‥‥‥
    (初掲載:2000年07月15日)
  • 10:紐緒香織 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    詩織は結構本気で感心しているようだったが、なんかこの場にいたたまれなくなった俺は、詩織を促して電脳部を出ていった。
    紐緒さんが、この時ニヤリと笑っていたのを俺は知らない。
    どこから調達したのか、二本の髪の毛を持っていた事を俺は知らない。
    知っていたら、あんな問題にはならなかっただろう。
    俺と詩織の髪の毛であるという事を‥‥
    (初掲載:2000年07月27日)
  • 11:- 嘘 - [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「あの‥‥‥詩織ちゃん」
    「あ、メグ。どうしたの?」
    美樹原愛の呼び止めに、藤崎詩織は振り向いた。
    詩織は愛の恥ずかしがり屋であることを良く知っている。
    その彼女が、自分にすら顔を赤らめながら話しかけてくるとなると、それなりの事があるのだろう……
    (初掲載:2000年07月27日)
  • 12:小さな指輪 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「そういえば、もうそろそろ詩織の誕生日だよね」
    きらめき高校卒業から2年。誕生日の事をこちらから言うと、いつも詩織は嬉しそうにほほえむ。
    「何がいい?」俺は、初めてそう聞いた。
    今までこんなことを聞いたことはなかったが、今年で二十歳になる。特別な節目だから、何か特別なものをプレゼントしたかったのだ……
    (初掲載:2000年07月27日)
  • 13:修学旅行 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    京都。
    9月の夜風は、まだ暖かさをとどめ、心地よい古都の息吹を運んでいた。
    修学旅行の3日目の夜の事であった。
    ロビーのソファに座って、何気なく本を読んでいた俺に、「ねえ‥‥ちょっと庭園歩かない?」と言ってきたのは詩織だった……
    (前編より)
    (初掲載:2000年07月27日)
  • 14:おやすみなさい… [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    ピンポーン。
    「あ、…。こんばんわぁ」
    エプロン姿の詩織が出迎えてくれた。
    髪を後ろで束ねて、邪魔にならないようにしているところをみると料理の手伝いをしていたのだろう。
    「外は寒かったでしょ‥‥さ、早く入って」
    薦めに従って、玄関をくぐる。今日は詩織の家の夕飯に呼ばれているのだ……
    (初掲載:2000年08月09日)
  • 15:詩織をさがして… [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    寒さが段々と強くなる十二月三十日。
    高校生活最後の年末を迎えていた。
    街の中を、時は駆け足で過ぎて行く。
    俺は、そんな時に追われるように、ひとり、部屋の大掃除をしていた……
    (初掲載:2000年08月09日)
  • 16:金魚 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    ニュースでは、今年は猛暑だと告げていた。
    言われなくても十分暑い。
    午後0時。気温三十度。
    うだるような暑さの中、俺は部屋でゴロゴロとしていた……
    (初掲載:2000年08月09日)
  • 17:インターハイに向けて [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「はっ!」
    鋭い叫びとともに、コートに黄色い弾丸が跳ね返った。
    インターハイが近い十二月の冬休み直前の部活での事であった。
    三年最後の大試合だけに、詩織だけでなく、俺達出場候補の部員も気合いが入るという物だ。
    俺は青空に向かって球を投げ上げた……
    (前編より)
    (初掲載:2000年08月29日)
  • 18:思い出を信じて [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    学校の屋上の金網越しから、俺と詩織は校門を見下ろしていた。
    春の手を引いてきた冬の風が、まだひんやりと冷たい。
    それでも、日差しだけは確実に春の予感を感じさせていた。
    見下ろす街は、春の準備をしているのだろうか……?
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 19:貝殻のプレゼント [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    波の音が、心地よく響く。
    真っ青な空には雲一つ無いが、水平線の向こうには綿で出来た山の連なりのような入道雲がある。
    陽の光は容赦なく照りつけて、肌がチリチリするくらいだ。
    砂浜には、色とりどりのビーチパラソルが咲き乱れ、人がその間を流れていた……
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 20:借り物競争 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    パン! とスタートの合図がなると同時に、身体が動いた。
    体育祭の、借り物競争で、今俺は走っている。
    高校最後の体育祭、悔いの無いように体調は万全だ。
    俺はすぐに後続を引き離し、封筒の中から折り畳まれた紙を取り出して広げた……
    (初掲載:2000年08月23日)
  • 21:いつかの相合い傘 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    雨が降ってきたのは、仕事の打ち合わせから帰ってくる時だった。
    歩いていた俺は、ふと店の軒先で雨宿りをしている女の子を見て、一瞬心臓が跳ね上がる。
    「‥‥‥詩織?」
    その姿で居る筈が無いだけに、俺は一瞬茫然となってしまった。
    「‥‥‥‥‥‥‥‥紗織?」
    雨で霞む先に見えたのは、紗織だった……
    (初掲載:2000年08月23日)
  • 22:風呂上がりのフルーツ牛乳 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    ドアを開けた瞬間、冬の色が濃い秋の空気がすうっと流れ込んできた。
    星がきれいに出ている。
    夜食をコンビニに買い出しに行くには、十分過ぎる雰囲気だ。
    静かな夜の街。昼とは違う世界を歩く楽しさ。
    そんな、いつもとは違う時間に踏み込める楽しさがある。
    (初掲載:2000年08月23日)
  • 23:気になるアイツ [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「ねえ、なにしてるの?」
    休み時間になって、教室の窓から外を見ていた俺は、呼ばれて振り返った。
    「どうしたの? こんなところでボーっとしちゃって」
    窓から入ってくる夏の匂いの濃い空気の心地よさのせいだろうか、詩織は柔らかな微笑みを浮かべている。窓から差し込む光が、詩織の夏服の白さを輝かせていた……
    (初掲載:2000年08月23日)
  • 24:知子ちゃんといっしょ [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    冬の空気が、昼になっても冷たさを失わないでいた。
    卒業が近い。
    ───高校最後の冬休み
    「あれ? その子は?」
    俺が家の門を出た時、小さな女の子の手を引いた詩織とばったり出くわした……
    (前編より)
    (初掲載:2000年08月29日)
  • 25:温泉旅行 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「え? なんだって?」
    俺はもう一度聞き返した。
    「だから、藤崎さんのご家族と一緒に温泉に行く事になったのよ。行くでしょ?」
    朝食を食べている時に、母さんがいきなり言ってきた……
    (初掲載:2000年09月03日)
  • 26:また明日‥‥ [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「さよなら・ばいばい・またね」
    手を振る時に、そう何度も心の中で繰り返した。
    それはまた会うための、内緒のおまじない。
    (初掲載:2000年09月03日)
  • 27:変わらぬもの [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「なんだ‥‥好雄の奴遅いなぁ‥‥‥」
    俺は腕時計を見た。
    約束の時間をもうとっくに過ぎている。
    まあ、別に待つのも、今は全然苦にならない。今は一人で待っている訳でもないし……
    (初掲載:2000年09月03日)
  • 28:土曜日の夜 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    夜というのは、どうにも不思議な時間だという気がしてならない。
    昼間とは違う色。違う温度。違う音。
    夜はそんな、いつもと違う時間。
    空気には、いまだ夏の名残があった。
    そんな空気を追い出そうと、カーテンを開けて窓に手をかけた時、詩織の部屋に人影が見えた……
    (初掲載:2000年09月30日)
  • 29:最後のあいさつ [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「おはよう」
    門を出ると、いきなりそう声がした。
    特別な朝。特別な日。そんな日に、少し早起きできたのは、昨日の夜に詩織と約束したからだった。
    三月一日。
    俺達がきらめき高校を巣立つ最後の日…………
    (初掲載:2000年09月30日)
  • 30:私のメモリアル [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    わたしはそう思ってない。
    思ってないと思っていた。
    親しい友達。小さい時からの幼なじみ。
    気が付けば近くに居る人……
    (初掲載:2000年09月30日)
  • 31:はい、チーズ [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    この制服姿を見るのは、もう再び無いかもしれない。
    手に持っている卒業証書と、胸につけた卒業生の証が嘘のように思える。
    ただ、目のあたりに残る、うっすらとした赤みが、あの樹の下であった事を実感させてくれた。
    ふと、あの言葉‥‥いまだに信じられない気持ちが、心のどこかに湧きだした……
    (初掲載:2000年10月18日)
  • 32:秋風の小悪魔 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    女の子が俺の横を通りすがったのは分かった。
    しかし、別に人の顔をいちいち観察して見て歩いている訳じゃない。
    ただ、女の子が通りすがった。それだけしか思わなかった。
    「‥‥‥もしかして…君?」
    すれ違い様に俺は名前を呼ばれて、ハっとしてそっちを向くと、女の子が立ち止まってずっとこっちを見ていた。
    (初掲載:2000年10月18日)
  • 33:祭りの後に [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「わぁ」
    驚きの声が隣であがった。嬉しそうな響きが十分にこもった声だ。
    チラリと横目で声の主の目を見ると、瞳に花火がキラキラと映っているのが見える。
    その瞳から俺が目を逸らすまで、気づかれるんじゃないかとヒヤヒヤした……
    (初掲載:2000年10月18日)
  • 34:風鈴 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    まるで刺そうとしているかのように照りつける陽の光。
    その光に、身体の血がどうにも騒いで仕方がない。
    夏。
    七月の終わり。
    高校最後の夏休み……
    (初掲載:2000年10月21日)
  • 35:嫉妬 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    ある意味で、わかっていた答えが返ってきた。
    電話の向こうで、詩織がどんな顔をしているのか、俺にはわからない。
    嘘の言葉。いつわりの笑顔。自分でも情けなくなるほどの笑顔。
    今度っていつだろう。今度があるのだろうか。今度という言葉は、もしかして無理して使っているんじゃないだろうか……
    (初掲載:2000年10月28日)
  • 36:大人の赤ちゃん [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    玄関のドアを開けても、詩織は出てこなかった。代わりに奥から声がする。
    「おい、なにや‥‥」
    そこまで言って部屋に顔を出した時、詩織が人指し指を手にあてている。
    すぐに納得した。
    ベビーベットには、香織が寝ている。紗織は、今詩織のおっぱいを飲んでいる最中だ……
    (初掲載:2000年11月23日)
  • 37:3通の年賀状 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    年が明けてから、三日が過ぎた。
    三が日も終わりを迎えたが、まだ世間は正月気分は抜けていないようだ。
    今年の正月には、特別な意味は一応あった。
    なにしろ、高校最後の正月だ。今年の三月で俺は三年間を過ごしてきたきらめき高校とも別れる事になる年だからだ……
    (初掲載:2000年11月23日)
  • 38:春 〜卒業まであと2日〜 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    詩織と河川敷きの芝生の上。
    ゆるやかな春の陽射しに身を任せた詩織を眺めながら……
    (初掲載:2000年11月23日)
  • 39:夏 〜朝顔模様の浴衣〜 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    8月3日
    今日は夜になってから詩織と待ち合わせて神社へ行く事になった。
    高校最後の夏休み。
    玄関のチャイムの音でドアを開けると、詩織がいた……
    (初掲載:2000年12月28日)
  • 40:二人三脚 〜体育祭〜 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    緊張と不安と期待の中で、俺は呼吸を落ち着かせた。
    「二人三脚に出場する選手は、昼までに相手選手の名前と一緒に届け出てください」
    参加するのは、ペアで五組だけであった。
    無作為に選出されたメンバーの中に、俺の名前と詩織の名前が上がっていた……
    (初掲載:2000年12月28日)
  • 41:テレフォンナンバー [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    短縮ダイヤルを使わずに、自分でひとつずつボタンを押した。
    些細な用事を、頭のなかで何度も何度も復唱しながら、受話器を耳に当てた。
    用もなくかける事はほとんど無かったが、無理に用事らしい用事を作る事でしか電話をかけられない自分が、少しだけ恨めしい……
    (初掲載:2000年12月28日)
  • 42:夕立 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    北の空に、薄暗い雲があるな。
    そう思っていたのは五分前の事だった。
    夏の蒸し暑い空気の中になんとなく予感みたいな臭いが混ざっているのに、もっと早く気づいておけば良かったのかもしれない。
    (初掲載:2001年02月12日)
  • 43:告白 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    青空を隠すように広がった樹の葉が、小さな風にざわめいている。
    その下には俺が居た。
    目の前には詩織が居る。
    胸には、赤い花。
    俺の胸にも赤い花。
    第四十五回。きらめき高校卒業生の証。
    この学校との‥‥‥別れの証。
    (初掲載:2001年02月12日)
  • 44:詩織と愛 [あの時の詩][2006年10月10日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「‥‥詩織ちゃん?」
    「ん? なに?」
    愛の声に、詩織は不思議そうな顔をしながら、ベットに座りこんだ。
    つい最近導入したコードレス電話のせいで、若干長話が過ぎるのを詩織自身は多少気にはしているものの、どうしても話し込んでしまう。
    (初掲載:2001年02月12日)
  • 45:香織と沙織 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「二人とも、ちょっといらっしゃい」
    ブランコに乗っている香織と紗織に声をかけた。
    すると、二人ともすぐにブランコを漕ぐのをやめた。
    跳ねるようにブランコから降りる香織と、ゆっくりと立ち上がる紗織。
    二人の性格、おもしろいほどに反対。だから、わたしも飽きないんだけど。
    (初掲載:2001年02月24日)
  • 46:中央公園 〜芝生の上〜 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「池に落ちそうになった事とかあったよね」
    「あ、それ思い出した。俺だ」
    「そう、よく覚えてたね」
    ニッコリと微笑んだ。俺が覚えていた事が、嬉しいかったのだろうか?
    まさか‥‥な。
    (初掲載:2001年02月24日)
  • 47:雨 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    公園は、いつも見るほど明るくは無かった。
    遊ぶ子供もいない。
    降り注ぐ陽の光もない。
    ただ、植えられている木々達が夏を前にして降った雨を、嬉しそうにその身に受けているような気がした。
    地面に大きく広がった水たまりには、小さな波紋が絶え間なく出来ては消えている……
    (初掲載:2001年02月24日)
  • 48:6年 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    今までの時間からくらべればたったの四分の一程度だが、そのほとんどの年月を身近で一緒に過ごして来た人が居る事を考えたら、長い短いというより不思議な感じがする。
    六年前───
    それまでとは違う時間が始まった事は、今も忘れてはいない。
    (初掲載:2001年02月24日)
  • 49:青い空 [あの時の詩][2007年06月17日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「あ、信号変わったわ。わたりましょう」
    話をはぐらかすように、詩織はすぐに横断歩道へと歩き出していた。
    俺も仕方なくついて行こうとした時、耳にイヤな音が響いてくるのが聞こえた。
    首をそっちの方に向けると同時に、俺は自分でも信じられないくらいの反応をした……
    (初掲載:2001年02月24日)
  • 50:天と地の星達 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    刺すように冷たい空気。
    澄んだ空気は、氷が水を通り越して、いきなり空気に昇華したかのようだ。
    それを一層強調しているのは、夜という世界。
    一月。最後の冬休みを飾るには最高の夜かもしれなかった。
    なぜなら、今、隣で一緒にベンチに座りながら、
    夜空へ消えていく白い息を重ねているのは────
    (初掲載:2001年04月02日)
  • 51:秘密の計画 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    秘密の計画。
    これがどれほど楽しいか、どれほどスリルがあるか。
    小さい時は、すくなくともそうだった。
    それが今も変わっていない事は、不思議としか言い様がない……
    (初掲載:2001年06月30日)
  • 52:白い贈り物 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    十二月二十九日。
    高校生活最後の冬休み。
    特に感慨深いという事はなかった。
    そんな事を毎日思ってもいられないし、思った所で、高校生活が伸びる訳でもない。
    ただ‥‥
    (初掲載:2001年06月30日)
  • 53:ミャン助の尻尾 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    街を行けば、聞こえてくるのは、ジングルベル。
    目にはいる物は、ショーウィンドウの中の、赤と緑。銀の星(シルバースター)。
    感じるのは、クリスマスの影に隠れた年末という名の冷えきった空気。
    思いっきり吸い込めば、明日が見えてくるかもしれない……
    (初掲載:2001年06月30日)
  • 54:ふたりの歩み [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    いつの頃からだろう。
    俺の身長が伸びた頃からだろうか。
    一歩踏み出せば、その歩幅は小さかった頃とは比較にならないくらい前に進んでいく。
    速く。速く。速く……
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 55:いつかきっと [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「詩織‥‥詩織」
    そう呼ぶ声が聞こえてきた。
    聞き覚えのある声。懐かしい気持ちになるその声がだんだん強くなってきたとき明るい光がとたんにやってきて、わたしは目を覚ました……
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 56:恋の終わり [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    詩織から告げられた想いに応えた日から、どれくらい年月が経っただろう。
    どれくらい、一緒の時を過ごしただろうか‥‥
    この海に来る度に、そんな事をふと思い出す。
    ずっと続いていた恋が、終わったこの場所だからだ‥‥
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 57:終わらない事 [あの時の詩][2005年10月01日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    赤い光が、まるで川の流れのように、遠くに見える町の中へ流れ込んでいく。
    夜空に足りない星を、必死に補おうとしているような、夜の町の中へ。
    逆に、町から向かって来るのは、白い光の川……
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 予感 〜憧れの入学式〜 [これからの詩][2005年10月02日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「香織、今日は入学式でしょ。早く起きなさい」
    ううん‥‥‥あたしを揺するのは誰‥‥むにゃ
    「いい加減に‥‥‥しなさいっ!」
    包んでいてくれたあったかい物が無くなる感じに目を覚ました。
    びっくりして見回すと、かけ布団をもったお母さんが、ちょっとコワイ顔をしてあたしを見ていた……
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 出会い 〜彩・ウェイストン〜 [これからの詩][2005年10月02日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    あたしはあこがれの高校の門に立っている。
    私立きらめき高校。
    桜が風に乗って、あたしの肩にひらりと落ちた。
    「きらめき高校‥‥新しい学校‥‥‥」
    なにかまぶしく感じられるのは、きっとあたしの気のせいなんかじゃない‥‥
    (初掲載:2000年08月18日)
  • 朝食 〜早起きは三文の徳〜 [これからの詩][2005年10月02日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「ふあぁ‥‥」
    大きいあくびが一つ出た。
    それでも、まだ頭がはっきりしない。
    寝たまま部屋を見ると、カーテンを通った柔らかい日の光でやわらかい色に染まっている。
    今日もいい天気みたい。
    (初掲載:2000年08月29日)
  • 運動会 〜徒競走・二人三脚〜 [これからの詩][2005年10月02日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「お母さんお母さん、お弁当何?」
    弁当を作っている詩織のエプロンを腰の当たりで引っ張りながら香織が聞いている。
    もう片方のエプロンは、紗織が握りながらじっと詩織を見つめている。
    体操服姿の二人。
    今日は香織たちの学校の体育祭‥‥いや、運動会だった‥‥
    (初掲載:2000年10月28日)
  • お風呂 〜二人だけの夜〜 [これからの詩][2005年10月02日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「お姉ちゃん。香織お姉ちゃん」
    あたしの部屋のドアを開けるなり、紗織があたしの事を「香織おねえちゃん」と呼んだ時、あたしは「は?」と間の抜けた返事をした。
    なにしろ、紗織があたしの事をそう呼ぶのは、何年も聞いていなかったからだ……
    (初掲載:2000年10月28日)
  • 制服 〜ある雨の日〜 [これからの詩][2005年10月02日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    秋雨。それが今降っている雨の名前。
    この雨のせいで、せっかくの日曜日が台無しになっていた。
    彩と遊びに行く約束だったのに、この雨のせいでパー。
    という訳で、今日はずっと家に居る事になった……
    (初掲載:2000年11月23日)
  • 深夜 〜眠れぬ夜のドリンクパーティ〜 [これからの詩][2005年10月02日]
    筆者:じんざ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    ふと夜中に目を覚ました。
    目を覚ました時は、別に眠くもなかった。
    なぜ眠くないのか、不思議でしょうがない。なんでだろう?
    なんか夢を見ていた気がする。
    なんの夢だっけ‥‥
    (初掲載:2001年11月04日)
  • 第1話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    すれ違いばかりしていた俺と詩織も、卒業の日にようやく互いの気持ちを知った。
    だけど、詩織にはもう一つ『ビッグニュース』があって…
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第2話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    あれから君は変わったみたいだね。
    俺と一緒にいる時間は確かに増えたかも知れないけど、なんだか無理しているみたいだった
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第3話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    「私ね、歌が出るの」
    大通りを一緒に歩いているときに君からそう聞かされたね。
    そんな君が遠い存在に見えてなんだかやるせなかったよ。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第4話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    久々に君と街を歩こう、って約束した日、俺は胸を躍らせながら待ち合わせ場所に急いだ。
    そこに居た君は・・・俺の心臓を数秒間止めるのに十分な姿だったね。
    君の綺麗だったあの長い髪は薄く染められて痛々しいほどに痛んでいたよ。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第5話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    あの頃、彼女の知名度が上がったおかげで、大学の中でも好奇の目で見られることが増えた。
    彼女の幼なじみという特権と、ただそれだけに止まらない関係ということが他の人間の羨望を買ったみたいだ。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第6話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    初めて経験するような夏を終えて、どうにか秋に持ってきた。
    大学の奴等は俺と詩織のことを知っていて、またヘラヘラしてきたよ。前の事を俺が忘れたとでも思っているんだろうか?
    適当にそいつ等をあしらってまた日々の生活が始まった。
    それは今までと変わることが無かったはずだったんだ。少なくとも「その日」までは・・・。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第7話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    あの日の一件で、少しは以前の俺達に戻れたような気分に浸れたよ。
    少なくとも俺の存在とか彼女の存在とか、そんな下らないネガティブな事は水に流しても良いんじゃないかって、そう思えてきたんだ。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第8話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    彼女にとって初めての全国ツアーが始まった。
    東京会場の予約は受け付け初日から割と好調で、完売とまではいかなかったものの初めてにしては上々、という評判だった。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第9話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    その夜、君は浮かれた声で電話を掛けてきた。
    「今日のコンサートどうだった?」って、当たり前のことを聞いたね。
    すまなかったけど、俺はそんな質問に答えられる気分じゃなかったんだ。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第10話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    いつの間にか俺は君にとって必要じゃなくなっていたんだ。
    君を支えてくれる存在は、俺一人じゃいけないわけじゃなく、他のものでも代わりを務めてくれる。君からそう聞かされた。
    あれが君の答えだったんだ。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第11話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    新しい暮らしを始めよう、そう思い立った。
    君の心から遠く逃げたくなったんだ。君が居るとまた傷つけ、傷ついてしまう。だから遠くに行くんだ。
    君の心が届かない遠くに。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第12話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    あの年も夏がやってきた。
    相変わらず俺と君は離れた距離を保ちながらやっていたね。
    俺の方は順調だった。でも・・・・。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 第13話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    部屋の中でも吐く息が白くなるほどだった。
    取りあえずストーブのスイッチを入れてから、コーヒーを入れるためにキッチンに立った。
    君と話すのが怖かったんだ。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 最終話 [悪意に満ちたSS〜詩織編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織
    僕は藤崎詩織の母校にある、一本の古木の袂に立った。ここが彼女が言っていた「伝説」....
    そして何年か前、藤崎詩織という存在が消えた場所。
    (初掲載:1997年12月09日)
  • 序章 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    あの日。あの2日。
    その日がなければどれだけ僕たちは違った2人になれていられたんだろう。
    ずっと夢見る18歳のままで居られたかも知れない。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第1話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    君が僕を呼びだしたのは卒業式からずいぶん経った桜が散り始めた日だった。
    桜の木の下で一緒に食事をしようという誘いだった。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第2話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    春が駆け足で役目をこなしていた。
    僕たち2人は変わらず電話のやり取りをしながら時々会ったりして、普通の恋人達という状態を満喫した、春に誘われるように2人は流れていっていたんだ。
    時は流れて行く。季節だっていつまでもこのままで居ることは無いと知っていながら。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第3話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    男が差し出した名刺には一目でそれと分かる会社名が書かれていた。
    こんな来客が有ること自体、僕の常識では考えつかなかった。さらに考えつかなかったのはその来客への彼女の対応だった。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第4話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    あの日から僕たちは変わった。
    毎日のように行われるダンス、発声、演技のレッスン。
    僕は時間が許す限り彼女の状態を知るため会うように心がけた。
    高校時代のように2人で会える時間が増えたのは思わぬ彼女からのプレゼントに思えた。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第5話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    花束の花がしおれる頃、彼女は初めて待ち合わせ場所に来なかった。
    もうすっかり決まっていたいつもの席に腰掛けながら、仕方なく窓の外を眺めてみると、こんな早い時間から街は夕日に染まっていくことに気が付いた。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第6話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    民放が視聴率を捨てているとしか思えない番組構成をしている時間帯、平日4時台のいかにも制作費が無いことを露見させたがっているようにギャラの安そうな出演者をかき集めて電波に乗せてみただけという番組にかき集められた1人が彼女だった。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第7話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    「なんのことだよ」
    帰り道、立ち寄った喫茶店で改めて彼女に尋ねた。
    彼女は、驚くくらい表情がなかった。声に金属音を感じた。唇の動きに規則正しさを見つけた。
    デビューの意味よりも、何故それを僕に伝えなかったかそれが知りたかった。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第8話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    東京か・・・。
    あの場所から先に逃げ出したのは僕の方だった。
    君のいろんな事、分からなくなって。
    とても僕では追いつけやしない。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 第9話 [悪意に満ちたSS〜沙希編][2005年11月15日]
    筆者:雅昭, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:虹野沙希
    不満を叫ぶだけでは何も産み出すことはない。
    笑って君を送り出すよ、僕が君を受け入れた証にね。
    背中だけは見せられない、きっと泣き顔だろうから。
    (初掲載:1997年12月21日)
  • 「いいお友達」のススメ [いいお友達のススメ][2005年11月18日]
    筆者:てぃすけ, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:片桐彩子
    ‥‥そこはどこの繁華街にも一軒はありそうな飲み屋だった。
    ある友人の呼び出しで来たのだが、つきあいでもあまり飲めない俺はあいつのペースで飲みたくはないなぁ、などど心配してしまう。
    のれんをくぐり、周りを見渡すと2人掛けテーブルにその”友人”はいた‥‥
    (初掲載:1999年01月16日)
  • 1:出会い [学園退魔戦記 for ときめきメモリアル][2005年11月18日]
    筆者:吉本紀隆, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人, 公, 早乙女好雄, 和泉恭子
    月の光も届かない暗闇。
    それは人にとって原始的な恐怖そのものである。
    その中で「キュケケケッ」となにかの声が響く。
    この世の者とは思えない、心の奥底にまで恐怖を染み込ませる声。
    謎の事件。
    その者達が起こすそれは、災害やときには人の死という結果が常に付きまとっていた。
    (初掲載:2000年02月27日)
  • 2:夏の夜の悪夢? [学園退魔戦記 for ときめきメモリアル][2005年11月18日]
    筆者:吉本紀隆, 原作:ときめきメモリアル, キーワード:藤崎詩織, 主人, 公, 早乙女好雄, 和泉恭子
    和泉さんが転校してきて2日たった。
    すこしクラスの雰囲気に慣れてきたのか和泉さんはクラスの女子と仲良く話している。
    しかし、俺は転校してきた日のあの不思議な感覚のことがずっと頭の隅に残っていた。
    いろいろ個人的に調べてはみたもののいまのところ何の手がかりもなく今日まできてしまった。
    「気のせいだったんだろう」
    そう思い始めたときに事件は起こった……
    (初掲載:2000年04月09日)